詩集

　　　　　　　不安
暗い闇の中にいた
霧が視界をさえぎり
何かに押しつぶされるような
取れるものなら取り去りたい
そんな気持ちで
自分を見失わないように
道を探し
光を探して
いつか出口を
見つけだし
出られるように
今はひたすら
前を突き進むだけ。

　　　　路

たくさんの道があって
たくさんの行き止まりがあって
どの道が安全で
正確な道なのか
ゴールは、果たしてあるんだろうか
なんて、思ったり
道を見失うことも
しばしばある
たまに、悪知恵を働かしても見るけれど
壁が厚くって
失敗する
いろんな人に聞いては、見るけれど
それといったものは
出てこない
悩んで
焦って
失敗して
学んで

やっぱり出口を最終的に見つけるのは、
自分自信なんだと
情けなくも
気付いてしまうんだ